在宅デスク実測レビュー

在宅デスクの消費電力を見積もる方法

ミニPCとモニターを同時稼働させ、デスク一式の合計消費電力を実測。PC単体の目安表では見えない実額。

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「在宅デスクの電気代、実はいくらかかっているんだろう」と気になっても、検索して出てくるのはPC1台だけの目安表か、会社の在宅勤務手当の計算式ばかりで、実際に机の上の機材を全部つないだ状態でどれくらい電力を食うのかを教えてくれる記事は見当たらない。ミニPCだけなら省電力でも、モニターや周辺機器を足した「一式」となると話は変わってくる。

そこで、GMKtecミニPCとAOCモバイルモニターV50を実際に同じテーブルタップに挿し、同時に稼働させた状態でワットチェッカーを使って測ってみた。

電源投入直後は42.6Wまで跳ね上がる

電源を入れた瞬間、ワットチェッカーの表示は42.6Wまで跳ね上がった。Windows起動中は38W前後で推移し、起動が完了した直後で30W、そこからさらに10分待つと28.7W前後(27〜30Wの範囲で上下)に落ち着いた。今回はこの「電源投入から10分経過後の安定値」である28.7Wを、在宅デスク一式の消費電力として採用する。

タイミング消費電力
電源投入直後42.6W
Windows起動中38W
起動完了直後30W
10分後(安定値)28.7W

起動直後は瞬間的に安定値の1.5倍近くまで跳ね上がる点は、GMKtecミニPC単体の実測(電源投入直後26W→10分後10.4W)でも確認できた挙動と一致する。

月間電気代を試算する

在宅デスク一式の合計消費電力28.7Wを、全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価(31円/kWh)で換算すると、次のような試算になる。

28.7W × 8時間 ÷ 1000 = 0.2296kWh/日
0.2296kWh × 31円 = 約7.12円/日
7.12円 × 30日 = 約214円/月

1日8時間の在宅ワークで使う想定なら、月額はおよそ214円。24時間つけっぱなしにした場合は28.7W×24h÷1000×31円×30日=約640円/月になる。

GMKtecミニPC単体との比較

GMKtecミニPC単体の実測値(アイドル時10.4W)と比べると、モニターを足した一式では28.7Wと、単体の3倍近い水準になる。モニター1台を足すだけでも消費電力の見積もりは大きく変わるため、「PC本体だけ」の目安表を見て在宅デスク全体の電気代を見積もると、実際より過小評価してしまう可能性がある点は正直に指摘しておきたい。

競合記事との違い

上位検索結果を調べた限り、電力会社系メディアはPC単体の目安消費電力表とW×時間×単価の計算式を紹介するだけで、モニターを含めた「一式」を実際に同時稼働させて合計計測した記事は見当たらなかった。個人ブログの実測記事も単体機器の計測に留まっており、複数機器を同一デスク上で合計計測した一次データは今回が差別化ポイントになる。

在宅デスクの機種選びから知りたい場合は在宅デスク向けミニPC比較(消費電力・騒音・ベンチマーク実測)も参考にしてほしい。

まとめ

  • 在宅デスク一式(GMKtecミニPC+AOCモバイルモニターV50)の合計消費電力は、電源投入から10分後の安定値で28.7W
  • 1日8時間使用なら月額およそ214円、24時間つけっぱなしなら約640円の試算になる
  • PC単体の目安表だけで見積もると、モニター等を含めた実際の消費電力を過小評価しやすい